東京栃木,3日間の旅に行って来ました.~1日目 編入生の集い~

現在帰りの飛行機の中.

眠気と達成感と多幸感に包まれている.

かなりめちゃくちゃ最高にめちゃくちゃ濃密だったので

日数分3回に分けて書く.

目次

今回の旅の目的

おおまかに分けて2つある.

編入合宿への参加(1日目)


一人旅デビュー(2日目)

です.「編入合宿」というのは

高専情報サイトHavefun管理人のShota(@physicsSyota)が企画したもので

東京で今年度の編入生が一同に会おう,というものだ.

直接Shotaから意図を聞いたわけではないが

自分はこの合宿に来る人の大方の目的は

人脈づくりにあると思う.

そして自分もそうである.

自分はチャンスは出会いから来ると思っていて

出会いは場数だと思っているからだ.

そのために参加した.

一人旅デビューは合法的に一人になれるからだ.

自分には自分自身と対話する時間が必要で

春から自宅生として生活するが

自宅だとどうしても一人になれない.心理的に.

あと,泊まることにした旅館「ピラミッド元氣温泉」に

一目惚れしたからだ.

全体の旅程

おおまかに書くと

1日目:東京入り,編入生との交流会

2日目:栃木入り,地中エネルギーを感じる

3日目:もっかい東京入り,友人と会う

です.

計画した1か月前ぐらいはこれでいいと思っていたが

ダメね.時間なさすぎね.

前日夜にグループLINEでやらかす

出発前日,僕は焦っていた.

やらかしたバイト

消えたLINE履歴

突然の交通事故.

人生初がありすぎて困惑していた.

だから,仕方なかった気もするけど

みんな見るグループで

アナウンス済みの情報を

聞き直すということをして

見事に死んだ.

不安しかないまま飛行機へ

見事に初コンタクトに大失敗して

「うっわこれ微妙な印象うっわ」

と思いながらその日は就寝.

翌日起きたのは朝の5時.眠い.

空港へはいつも自家用で行くのだが

この日は母さんが仕事で使うということで

この年にして初めて快速エアポートを使った.

いつも使っている普通列車もそうなんだけど

なんか最近シート変わったのかな?

十何年と使っているJR北海道の車両で

あんな青と灰色のシート見たことないぞ.

JR北海道 新車両で検索しても出てこなかったし.

何だろうね.

東京到着

10時45分,東京,羽田空港に着いた.

ベテランっぽい機長のアナウンスで

リラックスしていたが

北海道とは明らかに違う

生温い寒さ

「これから知らない人と会う」

ことを思い出した.

実は自分は人と会うのは好きだけれど

初対面の人と会うのは苦手なんです.

つまり,ド内弁慶なんよ.

ダメだとは思っていたのだ.

好きなのに苦手っていうのは

我慢と同じで,

心の深いところの意思を

未経験で押し殺していると思っている.

そしてこれから大学という新しい環境に行くわけだから

初対面の人と会うことへの苦手意識は

改善しておきたかった.

そんなことを思いながら羽田空港から都営地下鉄で

東日本橋駅に行き駅内を歩いて馬喰横山駅に行った.

馬喰横山駅で高専生とご対面!

馬喰横山駅は,都内にしては小さい地下鉄駅で

改札口も札幌内の北13条東ぐらいの規模だ.

だからすぐに他の高専生とは出会うことができた.

人数は11人.出身高専と進学先は

溝上くん:大分高専→東工大(@R_tomoking)
新井くん:府大高専→阪大(@txtbokwrm)
くろちゃん:豊田高専→東大(@pizzamaster00)
ひがしおくん:米子高専→東工大(@panda240y)
まえくらくん:沖縄高専→阪大(@R25fgtSx)
しょーたろー:豊田高専→北大(@n27syo)
きょーた:釧路高専→北大(@kyokyo_rin)
しょーた:香川高専→神大(@physicsShota)
こっしー:釧路高専→筑波(@tx_45min)
でし:豊田高専→東北大(@hideshi28)
じぶん:釧路高専→北大(@xso960671)

こんな感じ.

見ての通り本当にいろいろなところから来ている.

だから最初はこんな大人数でしかも初対面で

余裕で自分より高学歴で,うまく行くのだろうか

微妙な雰囲気にしかならないですべて終わってしまうのではないだろうか.

しかしその不安は徐々に薄くなった.

なぜならみんなが積極的に話かけてくれたからだ.

これにはとても救われた.

馬喰横山駅から宿泊先までは徒歩5分ほどあったから

歩きながら話ができた.

ずっと北海道なの?ブログいっつも見てるよ!どこ大行くの?

この時の会話の内容は正直あまり覚えてないけど

確実に心の距離が縮まった.

もうありがたさで死にそうだった.

しかし,宿泊先を見た私はもう一回

ありがたさで死ぬことになる

宿泊先に行ってもう心が完全崩壊した

宿泊先はCITANというホステル.

外国人向けの安いホテルで

一泊素泊まり4000円ととても安い.

自分は当初この安さから

いい所ではないと思っていた.

サイトはこのように

おしゃれだったがフォトショ詐欺かと思っていた.

そう,思っていた.

実際のCITANの写真がこれだ.

やばい.マックがいるぞ.マックがいるぞ!!!

最高かよ!!!!!!!!!!!!!

しかも今日は運よくCITAN1周年記念イベント期間中で

夜にはDJによるパフォーマンスがあるという.

なんだよ,なんだよなんだよ最高かよ.

しかもお部屋はめちゃくちゃキレイ.(写真は撮り忘れたすまぬ)

きちんとカーテンもあるし暖房もあるし電源もあるし・・・

次東京に来るときは必ずここに来ると誓う.

あっそれと先に言っておくとお部屋では食べ物厳禁で

食べ物は1階にある共用スペース(24時間可)か

地下1階にあるダイニングバーでなら食べれます.

またお風呂はシャワーのみですので

ちゃんと入りたい人は外に入りに行きましょう.

荷物を置いていざ渋谷!・・・のはずが!!?

CITANにチェックインを済ませ

荷物も置いてきた一行は渋谷に向かいました.

目的はprintworks studio shibuyaにて

  • 自己紹介のプレゼンをする
  • 名刺を作って交換し合う

です.

外見はこんな感じ.

CITANに行くまでも喋ったが

まだまだ分からないことだらけだ.

なのでイベントを設けて懇親を図ろうというわけだ.

ちなみに自分のスライドは

科学ボランティア部の経験を生かして

おもちゃ作りで仲良くなろうというものだ.

おもちゃはムニュムニュ星人.

風船に小麦粉を詰めたもので

独特の握り心地がある.

がしかし.

ここでetoクオリティ発動.

なんと道具の大部分をCITANに置いてきてしまったのだ.

スライドのほとんどをトークにしなければならなくなった.

このほかにも

  • スライド確認をスライドショーのままやってしまう
  • Macの操作が分からず勝手にスライドショーされてしまう

などなど.

想定していた自己紹介ではないものの

これ以上ないetoの自己紹介になってしまった.

変態ショーと書いて自己紹介と読む

他の人は言うと,みんな綺麗なパワーポイントを作っていた.

画面いっぱいに「H   す   る」って書いてたり

自分の全裸写真を日本列島と似せて載せていたり

Du Schwul!というドイツ語を習ったり

大変みんな綺麗で,かつ大胆なパワーポイントだった.

証拠写真がこれだ.

綺麗だね.

自分も最初こういうはっちゃけたものをやろうかと思ったが

自制心が働いてやらなかった.

しかし,今となっては自制心なしで作ったパワーポイントのほうが

受けがよく,いいことが分かった.

さらけ出したもん勝ちのようだ.

休憩がてらの活版印刷が面白すぎ

ユニークでユーモラスな高専生の発表のおかげで

とても場の雰囲気が和んだところで

イベントは自己紹介をしつつ,名刺づくりもすることになった.

名刺づくりとはどんなものかというと

事前に作ったテンプレートを

専用の機械でテンプレートを紙に刷って作る.

印刷の基本原理は小学生の時にやった

版画と同じだ.

テンプレートは東大編入のくろちゃん(@pizzamaster00)がデザインしてくれたもので

めちゃくちゃイカしてる.

ロゴマークは日本列島を円に湾曲させた形でとても好き.

見たい人は一声書けてくれればいくらでもあげる!

そして,専用の機械は手動だ.左のレバーを手前に引いて

グッと,押し込むと印刷できる

自分は電子工学科であるから

目には見えないものを作るのが仕事であるし

誇りを持っているが

やはり,インクが擦れ,歯車が回り,

レバー越しに反発力を感じる

そんなマクロな機械には,夢がある.

夢を持つなというほうが無理な話だ.

だいぶ気持ち悪いとは自負してはいるが

これが好きなのだから,仕方ないよね.

飲み会で知った他高専の進学状況

この後ひとしきり発表を終えて

時間は夜の6時.おなかがすいてきた.

ということで,一行は近くの居酒屋に行くことに.

ここでひがしお君はサヨナラ.熱い抱擁♂をしてお別れした.

そして代わりばんこで体調不良で来れなかった西野くんが参戦.

彼は金沢高専から筑波に編入する.ここの辺りから

編入先の大学の優劣とか気にしなくなってきた.

居酒屋ではお酒が入っているというのもあり

それぞれの人格やもといた高専の話をした.

主に話したメンツは

溝上くん:大分高専→東工大(@R_tomoking)

新井くん:府大高専→阪大(@txtbokwrm)

くろちゃん:豊田高専→東大(@pizzamaster00)

きょーた:釧路高専→北大(@kyokyo_rin)

でし:豊田高専→東北大(@hideshi28)

です.

工学の話

まず書きたいのは,でしの話.

彼は豊田高専の機械工学科で材料系の専攻.

東北大でも材料の研究をするらしい.

しかも高温金属の研究ときた.金研待ったなしじゃないか.

まぁそれはそれとして.

さっきの自己紹介ではとてもきれいな発表をしていただけに

ここでもどんな綺麗な話をするのかと思っていたら

なんとまじめな話.間違っていたらすまない.

議題は工学者とは.

でしは工学者とは「実現可能なものを作る人」だと言う.

ギネスブックに代表される一番を作るのは工学者ではなく

理学者で,工学者の仕事ではないと言う.

だから,工学者は大学で学ぶのはもちろんだが

企業に行って初めて工学者になれるのだという.

企業という環境で「実現可能」の具体的手法.

量産可能か?,安価か?,物理的諸特性は?,使い心地は?

の発見手段を学びにいって,工学者になれるのだ.

そう力説してくれた.

この説は自分の中では終わっている話だ.結論も自分とさほど変わらない.

でもここまで分量をとって書いたのは理由がある.

実はこれを語ってくれたでしは,さっきまで

と言っていたDu Schwulおじさんなのだ.

そう,いつもはチャラチャラしてるけど

決めるときはびしっと決める.

これが,かっこいい.とってもかっこいい.

漫画やアニメでは見てはいたが

実際に目の前でやられると

漫画やアニメで見たどまりの自分が情けなくなる.

集合写真のこの僕の笑顔には実はそんな想いがあった.

CITAN地下にあるダイニングバーへ

この時点で時刻は夜の9時.

夜の渋谷が昼間以上に眩しい.

西野くんとはここでお別れし

一行は再びCITANへ.

CITANでは,1周年記念イベントがやっていたのだが

近所迷惑なぞ知らぬ存ぜぬ

もう低音がすさまじかった.

人も満員電車一歩手前みたいな状態で

場内を移動するのにも一苦労だ.

DJはCITAN地下1階でやっていて

僕らも行った.

異次元の世界だった.

イカした兄ちゃん姉ちゃんの場だった.気を抜いたら手練れのおじさんに

お持ち帰りされそうなところだった.

ここでまだまだ元気なパリピ組の

きょーたとしょーたとしょーたろー.

それとでしが渋谷のネオンに消えていった.

残った自分や溝上くん,くろちゃん,こっしー

前蔵くん,新井くんは

CITANに残り持ち寄った地酒を飲みながらいろいろなことを話した.

本当にいろいろな.

忙しくてまとめきれないが,とても楽しかった.

まとめ

全国の編入生と東京で会って

飲んで,笑って,価値観を分かち合いました.

変態でも,我を突き通すみんなに

まだまだ自分は変態じゃなくて

我も突き通せていないなと思った.

だから,自分を信じて

頑張っていきます.

今回はありがとう!!

追記(5/14):2日目の記事を書きました.(こちら

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