ランジーン×コード第1巻を読了しました

この本との出会いは寮のホワイトボード.

この時期,涙を飲んで退寮する5年生や下級生の

遺留品で寮のホワイトボード前は宝の山となる.

私はこの機会を密かに楽しみにしていた.

ここでは語らないが2月末の寮のホワイトボードは

本当に面白い.いつか書いておこう.

話がそれたが,とにかく.

「ランジーン×コード」との出会いは気まぐれに拾った本.それだけだ.

ネタバレはない.

目次

簡単な紹介

作品の時代は現代日本.

脳の考え方そのものを変えてしまう言葉

遺言詞を持つ人類が社会に蔓延した世界のお話.

遺言詞を持つ人類は人それぞれ異なる物語を持つ.

それは『自分の周りの重力は反転している』という物語を持つ者であったり

それは『操っている人形が自分である』という物語を持つ者であったり.

普通の人間には,とても理解できるものではないが

それが彼らの基本であり無くてはならないものなのだ.

この作品は,そんな遺言詞を持つ少年ロゴとある少女が

間違いに気づきながら成長していく物語である.

感想

端的に言えば,良かった!

普段から小説はあまり読む方ではない.

だから言葉を扱う小説なんてのは初めてで

(言葉そんなに知らないし面白くないかもなぁ)

なんて思ってたんですよ.

ひとっっっっっっつも難しい言葉ありませんでした!

驚いたと同時に(いい意味で)やっぱりライトノベルだなぁと思いました.

ページ数も400P近くと結構あるのだが

スラスラと読むことができた.

ストーリーの方も良くできていると思います.

無駄なエロや世間話で冗長にしない簡潔な構成で

作品の本質「一体ロゴと少女は如何にして今に至るのか」

に確かな足音を持って突き進んでいる感覚が

論理と似てとても心地よかった.

まとめ

理屈っぽい私でも

十分楽しめた良い本であった.

しかし,サクッと楽しみたい人には

長く,向かないかも.

人を選ぶ本だと思います.

既刊6巻,全てAmazonで売っている.

買おうb

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