書いていくよ
目次
何か
私は人、らしい。
ボイジャーの円盤に描かれた人類の形そっくりだし。
こうやって他人の定義で生きていく私。
私は一体何を為してきて、これから一体何を為すのだろう?
自分を認めてくれる場所を移ろって今ここにいる。
物や生産物に縁があって今ここにいるわけではない。
親が半導体作っていて〜とか
叔父が物理教授で〜とか一切ない。
あぁ医学博士はいたわ。でも普段ほとんど交流はない。
特に話していない理由はないけど、なんとなく話していない。
博士。
博士課程にいると、教授になるの?と必ず聞かれる。
最近は聞かれすぎて聞かれる痛みを忘れつつある。
教授。
教授。
私を認めてくれる、という点では
教授は天職のように思う。
良いところしか見えていないかもしれないけど。
商店「私」
最近研究室外のいろんな人に会っている。
別れもあるけど
何人かは私の考えが好きと言ってくれている。
いわく
「普通そうだと思ってもそう言ってくれないところを言ってくれる」
「視点が独特」
「自己解釈が丁寧」
「思考のPDCAが上手」
など。
こうなりたかったので大変嬉しい。
私が提供しても良い私で
満足してくれる人たちと
多くの時間を過ごしたいと思う。
そう、思う。
恋は市場
はい、らっしゃいらっしゃい
今日はね良い魚があるんだよ〜
え?優しさも顔面偏差値もない?
あ〜そりゃあ〜こっちの冷凍もんしか買えないよ〜
すまんけどこっちで我慢しな!
…
…
超大国が隣国に侵攻する。
安倍晋三が殺される。
二度目の世界大戦が終わってさほど時間が経っていない
つまり、ながーーい人類の歴史的には、私は混沌よりの世界を生きているなと思う。
気が触れそうだ。
正気を保つというのは難しい。全く…。
こんな時、頼りになるのは何だろうと考える。
今までの思考の累積だとか、自分自身だとか
頼れたら苦労しねーよみたいなものばかりが思いつく。
まるで卑しい選択肢を思いつかせないように、
理想的な選択肢ばかりが思いつく。
私の場合は、その卑しい選択肢とは
「家族や恋人やペット」
だ。
だって、他人(ペットなら獣)は見せたい像しか見せないし
私は見せてくれる像しか見ないから
偶像を崇拝することになるから。
像と本心の大意が一致することはあるだろうが
圧倒的に本心の解像度は落ちてしまうだろう。
そんな向こうみずで身勝手な私が嫌いだ。
いつまでも他人は他人だよ。
上島竜兵の死もあった
2ヶ月前ぐらいらしい。
安倍さんの死で思い出した。
だがすっかり忘れていた。
人の死はすぐ忘れるらしい。
私も忘れられてしまうんだろうな。
いつか。
何か世界に爪痕を残して死にたいものだ。
生きた証拠。
論文でさえ文明社会が無くなってサーバー消えたら一緒に無くなるし
何が良いか。
人が関わらないものが良いな。
ボイジャーとか良いね。そういうの。
後はなんだろう、子どもか?
人は文明が無くても生きていけるしな、どっかで死んじゃうかもだけど。
やっぱり
私は人らしい。
人が死ぬだの
社会が壊れるだのを
想像すると心細くなった。
どうしたって
他人やものに依存したいと思ってしまうし
依存されたいとも思ってしまう。
これが自然なんだろうが
前頭葉で考える癖が染み付いていて
感情的なことも
論理的に分解してしまう。
もっと単純で良いはずなんだ。
好きで、嫌いで、交わりたくて、喋りたくて、笑っていたい。
過去の先人の過ちや
現在の私の過ちや
未来の私や次世代の過ちを
全部全部無視して
幸せなことだけ考えていたかった。
無邪気に笑っていたかった。