書いてくよ〜
教育実習生
中学生のときに教育実習生が何人かタイミングを異にして来た。
私にとっては初めて大学生と空間を共にした機会だった。
彼らは自分よりかは確実に”大人”だけど
いつも教育を受けている先生よりかは”大人ではなかった”。
授業は分かりにくい時の方が多かったし
休み時間は休まず僕らと鬼ごっこをしたから。
大人はもとより周りいっぱい居た。
父母祖父母・近所の人や教師。
だけれど彼らは、ほとんど自意識が芽生える前から一緒に居たから、組織の構成員としては狭い範囲にいる人たちだった。
教育実習生はその点で全く異なる、外から、しかも大学から来た人だ。
私は当時中学生で
ドラマ/アニメ/本その他で得た知識の範囲で、大学生がどういうものか知っていた。
初めて見た大学生に対して私は、なんというか想像通り、
どんなに楽しいひとときでも職責を忘れられない怖い生き物だ、と思った。
目が輝いていないんだよね。
私が何を伝えたいのか、私に何をして欲しいのか、私が裏では何を考えているのかを
一つの残穢も取りこぼさぬように
話を聞いているうちに
目の前の人を愛する余裕がなくなってしまった眼。
家に帰ってからお風呂に入り鏡をじっと見た。
自分もいつかそうなってしまうんだ。
そうなる前に死んじゃおうか。
よく思った。
そこで死んでいても良かったかもしれないと今は思う。
君が予測した通り、そんな人になったよ。
ただ、これはこれで楽しいぞ。
集中して話をすると、だんだん相手のことが好きになるし、知識や教養も手に入る。
元から人が好きなんだから
あまり悲観的になるなよなー昔のじーぶん。
今日は短いけどこの辺で!
じゃあね!